ソフビ靴・ソフビ製品脱着のコツ
先日発売開始いたしました「11cmボディ用足袋草履」ですがショートブーツに続いて多くのお客様にお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。
今日はそんなソフビ靴についての記事となります。
足裏のマグネットがポーズ保持に便利な弊社のソフビ靴ですが、

ありがたい事に近年は新規のオビツボディユーザー様も増え、
「タイトなつくりのソフビ靴を履かせると足が二度と靴の中から取れなくなりそうで不安……」という声もよく聞くようになりました。
既にソフビ靴をご愛用いただいている方の中でも、今まで苦労せずに脱ぎ履き出来ていたソフビ靴が最近扱いづらくなったと感じている人はいませんか?
ソフトビニールは温度によって固さが変わる性質があり、同じソフビ靴でも気温が高い夏はより柔らかく、逆に冬は固くなります。
11cm足袋草履発売のこのタイミングで、ソフビ靴から足パーツが取れないときにも役立つソフビ製品の簡単な暖め方をご紹介します。
【必要なもの】================================
・足パーツが取れなくなったソフビ靴(必ずボディから外してから作業して下さい)
・ドライヤー
・ドライヤーの口が入るサイズの蓋付きの箱
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【1】ドライヤーの口のサイズに合わせて箱の側面にカッターなどで穴を開け、画像のようにドライヤーを差し込める状態にします。

弊社ではオビツショップの通販箱に穴をあけて使っています。よく着せ替えをする場合にはある程度しっかりした箱を用意して、いつでも使えるように備えておくと便利です。
【2】箱の中に靴を入れ、蓋をしてドライヤーのスイッチを強にして入れます。

ドライヤーの出力と箱のサイズにもよりますが、ソフビ靴であれば2~5分程度です。
※ソフビ(PVC)は比較的熱に強い樹脂です。
火など熱源に直接当てたりしない限り、ドライヤーの温風程度ではどろどろに溶けたり劣化してしまうことはありませんが、
塗装面同士が触れ合った状態で長時間熱せられると塗面同士がくっついてはがれてしまうことがありますのでご注意下さい。
【3】柔らかくなったソフビ靴をつまんで中の足パーツを取り出します。

このように、箸でつまんで縦につぶせるほど柔らかくなりますので、指で簡単に足パーツを取り出せます。
(※説明上の演出です。高温状態の塗装面を強く圧着すると塗装面を痛める可能性がございますのでご注意下さい)
奥行きがあってより取り出し難い11cm用ショートブーツもこのとおり!

柔らかくしたいソフビが入る箱とドライヤーさえ用意できれば11cmソフビ靴だけではなくソフビ製品全般に応用できます。
(50cmボディのパーツ交換に困った時、首ジョイントがヘッドから外れない時…etc)
硬いソフビに困ったときには試してみてくださいね。
【注意】
上記の方法は箱を使うことで効率的にソフビを暖められる反面、状況によっては素手で触れない程ソフビが高温になります。
作業は自己責任にて、怪我や事故のないように注意して行って下さい。
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カテゴリ : 取扱説明
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